<東京>清澄白河の謎に包まれまくった隠れ家一軒家カウンターイタリアン「HASHIMOTO」で神業ワンオペの匠が繰り出す必殺マルチタスク料理のクオリティに度肝を抜かれたアタイはカ〜ブトムシ〜♫
店名:HASHIMOTO
ジャンル:イタリアン
場所:東京都江東区白河
最寄駅:清澄白河
週末の通し営業:無し
子供:可
イチオシ:ズワイ蟹を使ったメニゥ
雰囲気:こじんまりアットホームな感じ
用途:4人でテーブル席かカウンターがベスト
料金:5,000〜6,000/人(酒代含)
煙草:禁煙
感想:わが家の近所に比較的最近オープンした「HASHIMOTO」。
オープン前からどんな店か気になっていたけど、オープンしてから全く噂を聞かず、ネットを調べてもHPも無く、食べログにすら登録がない状態で何も分からず・・・。
前を通った際にピザとパスタみたいな表記があったので、イタリアン的サムシングなのは分かったけど、何せそれ以外の追加情報が一切取れず、謎が深まるばかり・・・。
何回か予約を試みるも都度満席で入れず、満席になるぐらいだからいいお店なのは分かったけど、何となく縁が無さそうなお店だと思い込んでたのであります。
そんな「マイ未訪問グルメリスト」から消えかけてた「HASHIMOTO」の感想を、偶然奥様行きつけのネイリストの方のインスタから知る事に。
ネイリストさん曰く「美味しいのである」と。
それを聞いて再びチャレンジや!と、意気込んで土曜の夜に予約を入れてみる事に。
当日はカウンター席しか空いてないとの事でどうしようか迷うも、「これで行かなかったらもう行かないんだろうな・・・」とワイの中のリトルワイが寂しそうにtweetしたので、子連れファミリー界隈では禁断とされている「カウンター席5名分」を予約。
いよいよあの謎に包まれた「HASHIMOTO」を丸裸にしたるんや!
実態をつまびらかにしたるんや!
ぐふふ。げへへ。
と微妙に興奮するグルメな性癖を持つワイ。
さて、予約当日の土曜日はお店を閉めた後、直ぐに「HASHIMOTO」へ直行。
店内はカウンター席5つと4人掛けテーブル席が2つの計13席とキャパ小さ目なのであります。
早速席に座り、お待ちかねのメニゥを御開帳。いやん。
メニゥは見開き1ページで前菜、サラダ、ピザ、パスタ、デザートとシンプルな構成。
ほほぅ、メニゥ数が少なさそうなイメージがあったけど、中々色々有るやん。
しかも価格がリーズナブル!!今回注文したのは以下。
・ブロッコリーのガーリックソテー×2
・チーズせんべい
・生ズワイ蟹のユッケ風×2
・カニとキノコのカニミソグラタン
・マグロのイタリア風タタキ
・フォアグラと長いものピンチョス
・穴子とナスのテリーヌ赤ワイン風味
・牛タンのスモーク
・骨付きラムのエスニック焼き
・フレッシュトマトとモッツアのパスタ(大盛)
・手長海老とエリンギのぺペロン
・本日のリゾット(あさりのトマトリゾット)
まず驚いたのは店内のオペレーション。
カウンターでせっせと腕を奮うシェフを見ながら何時になったら奥からホール担当の店員さんが出てくるのかしら・・・と見渡していたら、な、な、な、な、なんと!一人なんです!
誰もいないんです!
そう、一時期牛丼チェーンで多用されてた必殺ワンオペってヤツですよ。
まさにオーナーシェフ自らブラック企業顔負けのワンオペ絶賛実施中状態なのであります。
ってか作りながらホール担当するとか無理でしょ?と思ったアナタ。はいはい。イノベーションとか起こせない固定観念で凝り固まったタイプですね?
いや、正直ワイも最初そう思いましたよ。
きっと出てくるの遅いし、注文も中々聞いてくれないんだろうな・・とね。
ただね、ここのシェフガチで凄いのよ。
完璧に一人で全部こなすのよ。
我々が訪問した時のお客の人数はピーク時10名だったけど、注文から料理、ドリンク類のロジ、料理と全く滞る事なく全て完璧にこなしてたよね。
しかもテンパる様子もなく、淡々とね。
聞けば以前修行していたイタリアンが凄まじく忙しい店だったらしく、このキャパなら一人で充分対応出来るとの事。
最近料理にハマってるワイからすると料理のマルチタスクだけでもハードル高いのに、ホール業務迄こなすなんてマジ信じられない・・。
しかも予約の電話とかガンガン掛かってくるし・・・。
有り得へん・・・。
ま、ワンオペだけでうっかり熱くなっちまったけど、肝心の味だよね。
あのね、美味い。これが美味いのよ。
まず一番シンプルなブロッコのガリソテで腕の確かさが判明したよね。
生ズワイ蟹のユッケなんて、甘いズワイ蟹の身と香ばしい胡麻油ダレのソースのマッチングがあまりに素晴らしく、全員で奪い合った結果、堪え切れずリピートしたよね。
牛タンなんてその場でわざわざスモーカーにチップ入れて軽く燻製するんやで?そんでそれがまた柔らかくてめっちゃ美味いんや。
濃厚なカニミソグラタンはワインにぴったりだし、フォアグラ長いものピンチョスや穴子とナスのテリーヌも見事なカップリングセンス。
〆のパスタやリゾットも文句なしの美味さなのよね。
驚いたのはお会計よ。
料理はアレコレ頼みまくってドリンクもビールやらサングリアを飲んでボトル入れて足りずにグラスワイン頼んで、なんと1万5千円也!!
感覚的にこの日の飲み食い具合だと普通は2万は超えるはず。
いやはや、素晴らしいコスパなのであります。
ここマジでおススメやで。
でも混んだら困るから知名度上がって欲しくないんだよなぁ。
シェフも敢えてネットとかに情報を出さない様にしてるみたいだし、地元のファンに愛される知る人ぞ知る名店として目立たず営業して欲しい・・。
また清澄白河に名店誕生なのであります。
よきよき。
詳細:無し