<東京>荒くれ木挽き達の気脈が息衝くハイグレードコスパ飲食地帯‘奥銀座’は木挽町で、一大勢力を誇るリヨンブルーグループが放つ山小ピ系(山椒は小粒でもピリリと辛い)ワインガブ飲み豪快イタリアンの刺客「銀座 TERMINA」によるローマ中央駅付近バルへのタイムスリッピンで郷愁に浸りながら肉を貪るア〜ナ〜タと私さくらんぼ~♬
店名:銀座 TERMINI(テルミニ)
ジャンル:イタリアン
場所:東京都中央区銀座
最寄駅:銀座 or 東銀座
週末の通し営業:無し
子供:小さなお店でワインガブガブ飲んで貰う事で素晴らしいコスパを実現してるからワイン飲めないキッズはもとよりワイン飲めない人もNG
イチオシ:牛のタリアータ
雰囲気:接客はややプレッシャー系
用途:カウンター2人か4人でテーブル席が限界
料金:5,000〜7,000円/人(酒代含)
煙草:禁煙
感想:銀座の歌舞伎座周辺から築地にかけてのエリア「木挽町」。
江戸初期に江戸城改修に従事した木挽職人が多く住んだ事が地名の由来なのであります。
この東銀座に位置する「木挽町」は近年奥銀座とも呼ばれ、コスパのいい飲み屋が密集するエリアとして予てより呑兵衛の間で人気なのであります。
今回訪問したのは新富町の大好きな名ビストロ「Pont Du Gard(ポンデュガール)」の姉妹店の「銀座 Termini(テルミニ)」なのであります。
こちらを経営する「リヨンブルーアンテルナショナル」グループさんは、この界隈を中心に他にも「Brace e Vino Gigino」「Bistro Pub WATRELOO」「Gare de Lyon」など全部で7つの人気店を運営しているのであります。
このエリアは他にも超人気イタリアン「Vomero」を筆頭に「パリのワイン食堂」や「La Bottega Del Mare」、「La Botte Gaia」など数々の人気店が軒を連ねる激戦区なのであります。
今回の訪問は一人が急遽病欠になった為、全部で3名の訪問。
お店に付く直前に幹事役のズッキン坊やが「人数が減る、遅れる場合は必ず出来るだけ早目に連絡下さい」というお店から通達された社会人の基本動作的言い付けを思い出したが、時既にtoo late。
入店して減員を告げるなり「せめて来店前に言って頂ければ・・・先程もお客様をお断りしたばかりなんですよね・・・」と早速店員さんからチクリと社会人の基礎的所作を皮肉る挨拶代わりの先制パンチで、50/50のはずのお店とお客の関係性が60/40の劣勢からスタートする事に・・・・。
こちらのお店はキャパがかなり狭いので、我々の席も早速レイアウト変更で3名席にチェンジ・・。
何となく人数減&レイアウトチェンジの手間で負い目を感じた我々はせめて注文ボリュームでこの劣勢を跳ね返すべく、ドシドシ注文をかます方針で即時合意。
何時もの通り前菜からあれやこれやと注文し、徐々にテンションを上げていくと、前菜のパートの注文を聞いた店員さんから「これ、結構ボリューム有りますけど大丈夫っすか?」とイケイケなムードに冷や水をビッチョロリと浴びせられる一言が・・・。
「えーっと、じゃあカポナータとオリーブは無しでいいですぅ・・・。」と一気に弱気になるワイ・・。
まぁ結局それも追加で頼む事になるんだけどね・・・。
取り合えず今回注文したのは以下。
・カポナータ
・生ハムチーズの盛合せ(S)
・鮮魚のカルパッチョ
・馬肉のカルパッチョ
・ラムのポワレ マルサラ酒ソース
・ザ肉!牛のタリアータ
・カルボナーラ ローザ タリアッテレ
・栗とゴルゴンのクリームペンネ
+ワイン(3本)、グラス3杯
前菜系ではトマトの旨味と野菜のエキスがぎゅっと凝縮されたカポナータがイチオシなのであります。
あとここのウリはやっぱり「肉」!!
ラムのポワレはジューシーで野性味溢れるラムの風味をマルサラ酒ソースが確りと引き締める実に繊細は仕上がりなのであります。
後はタリアータ。これですよ。これ。
まさにザ・牛!!
じっくり香ばしく焼き上げられたハラミは噛むと赤身の旨味がジュンジュワ―と口内に旨味エキスのさざ波を起こすのであります。
いやー、肉美味い。何時もはなんやかんや白ワインで最後迄行く事が多いけど、久々に赤ワイン&肉という王道コンビを堪能したのであります。
そしてパスタもしっかり美味い。
やや硬めなアルデンテで強めな歯応えを意識した茹で加減としっかり目なソースが食事のパスタではなく、ワインのつまみとして成立させてるしたたかな計算にリスペクトなのであります。
更にこちらはワインのバリエーションとコスパも素晴らしく、地下に続くワインセラーでランタン片手に好きなワインを選べるというワイン好きには堪らんちんな演出も堪能出来るのであります。
我々は通ぶって分かりもしないワイン見て「ふむふむ、ラムだからボルドーがいいかなぁ…」みたいな不毛な演技は不要と判断し、ひたすらお店の方のセレクションにお任せしてガブガブ飲んだのであります。
最後は店員さんがお見送りする際に「沢山食べて飲んで頂いたのでまた是非来て下さいね!」と嬉しいノーサイド的ご挨拶が・・。
やっぱり俺らの戦略は間違ってなかったんや。
あそこはハーフラインから一気にフランカーがプロップにスタンドオフからのウイングをハイパイントしてモールからダイレクトタッチと見せかけたジャッカルからのトライで良かったんや。
やっぱりラグビーっていいよね。
よきよき。
詳細:テルミニ